JOJO PAINTとは
JOJO PAINT は「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」の開催を記念して、『ジョジョの奇妙な冒険』の作中で活躍したキャラクターや舞台のイメージカラーを、本製品のためだけに調色した完全オリジナルのアクリル絵具セットです。
セットに使用されている絵具は、荒木飛呂彦氏はもちろん、プロの画家も愛用する専門家用画材メーカー ホルベインが製造。
ジョジョの奇妙な“色” に本気で挑んだ荒木飛呂彦氏完全監修の逸品です。
JOJO PAINT 20ml 12色セット
絵具について
JOJO PAINT で使用されているアクリル絵具は、ホルベインが誇る技術力と絵具製造のノウハウを投入して開発したアクリリック カラー[ヘビーボディ]。
アクリリック カラーには他にも[フルイド][インク][イリデッセンス]があり、これらは同じ色の処方で作られた絵具です。
アクリリック カラー シリーズは、他のアクリル絵具に比べて発色が力強く、深い透明感があり、高い耐光性と堅牢性を兼ねています。
色一覧
※クリックすると詳細が表示されます。
JJ201
エイジャの赤石
<第2部>キーアイテム。鮮やかな赤
シリーズ | C |
耐光性記号 | ■ ■ ■ □ |
透明性記号 | □ □ ■ □ |
毒性記号 | - |
使用顔料 | PR254 PV19 |
技術部コメント
第二部に登場し、取り込んだ光を増幅してレーザービーム程の光線を放つとされる「エイジャの赤石」。鉱石ということで、美しい赤色で耐光性の高いピロール レッドと、青みを持たせるためにキナクリドン レッドを使用し、作中モチーフのイメージを膨らませました。
JJ202
吸血鬼の最後に見た太陽
<第1部>殺されかけたディオのセリフから。オレンジ色
シリーズ | C |
耐光性記号 | ■ ■ ■ □ |
透明性記号 | □ ■ □ □ |
毒性記号 | - |
使用顔料 | PY110 PO36 |
技術部コメント
第一部で朝日に照らされた吸血鬼が崩れ去っていく重要なワンシーン。夜明けの太陽ということで、明るく、透明性と耐光性に優れたイソインドリノン イエローをベースに、赤みをもたせるイミダゾロン オレンジで作中のイメージを表現しました。
JJ203
悪魔の手のひら
<SBR>スタンド使いを生むアリゾナ砂漠の秘境。砂色
シリーズ | D |
耐光性記号 | ■ ■ ■ □ |
透明性記号 | ■ □ □ □ |
毒性記号 | - |
使用顔料 | PY150 |
技術部コメント
第七部でアリゾナ砂漠に集まった挑戦者たちを苦しめる、呪われた土地。高い透明性を持ち、照りつける太陽の熱く強い黄色の日差しと、灼熱の砂岩を一つの色で表現することができるモノアゾニッケル錯塩顔料は、正しくうってつけでした。
JJ204
ゴールド・エクスペリエンス
<第5部>ジョルノのスタンド。明るいイエロー
シリーズ | C |
耐光性記号 | ■ ■ ■ □ |
透明性記号 | ■ □ □ □ |
毒性記号 | - |
使用顔料 | PY154,175 |
技術部コメント
第五部「黄金の風」、主人公ジョルノ・ジョバァーナのスタンドであるゴールド・エクスペリエンスを、鮮やかなレモンイエロー調の色彩で表現しました。耐光性と透明性の高いイミダゾロン顔料を使用し、「生命力が作り出すヴィジョン」の姿を表現しています。
JJ205
壁の目
<ジョジョリオン>地震で起きた隆起。若芽色
シリーズ | B |
耐光性記号 | ■ ■ □ □ |
透明性記号 | □ □ ■ □ |
毒性記号 | - |
使用顔料 | PY3,53,154 PG7 |
技術部コメント
第八部の重要なキーワードである「壁の目」。
荒木飛呂彦先生からご提案をいただいたライトグリーン調の色味から、2種類のイエローを使った、これまでのホルベイン絵具にはない複雑な色調が生まれました。
JJ206
グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所
<第6部>ストーンオーシャンの舞台。海のようなグリーン
シリーズ | B |
耐光性記号 | ■ ■ ■ □ |
透明性記号 | □ ■ □ □ |
毒性記号 | - |
使用顔料 | PG7 PB16 |
技術部コメント
第六部「ストーンオーシャン」で物語の舞台となるグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所。フタロシアニングリーン顔料をベースとしながら、孤島の重警備刑務所を表現する透明性の高いブルーで調色し、青く深みのあるグリーンで表現しています。
JJ207
ストーン・フリー
<第6部>徐倫のスタンド。海と自由を連想させる青
シリーズ | A |
耐光性記号 | ■ ■ ■ □ |
透明性記号 | □ ■ □ □ |
毒性記号 | - |
使用顔料 | PB15,29 PW6 |
技術部コメント
第六部の主人公、空条徐倫が獄中で発現させたスタンド「ストーンフリー」。強い意志と自由を連想させる爽やかなブルーは、コンポーズブルー調の水色をベースに、深みのあるウルトラマリン顔料で調色し、色彩を引き締めています。
JJ208
今にも落ちて来そうな空
<第5部>アバッキオの最後の場所の空。深い青
シリーズ | B |
耐光性記号 | ■ ■ ■ □ |
透明性記号 | □ □ ■ □ |
毒性記号 | - |
使用顔料 | PB15,29 |
技術部コメント
第五部で活躍するレオーネ・アバッキオ。強い正義感を持ちながらギャングの世界に身を落としてしまった彼が、最期を迎える印象的なシーンを表現するため、透明色のフタロシアニン ブルーをベースに、赤みのある濃いブルーをかけ合わせています。
JJ209
ロカカカ
<ジョジョリオン>不治の病を治す果実。深い赤紫色
シリーズ | C |
耐光性記号 | ■ ■ ■ □ |
透明性記号 | □ □ ■ □ |
毒性記号 | - |
使用顔料 | PV19 |
技術部コメント
第八部の重要なアイテムであるロカカカは、それを口にしたものを癒やす一方で何らかの反作用をもたらす不思議な果実。その怪しくひかる青みを帯びた濃い赤色を表現するため、透明性と赤みの強いバイオレット顔料を選びました。
JJ210
クレイジー・ダイヤモンド
<第4部>仗助のスタンド。ボディカラーのピンク色
シリーズ | B |
耐光性記号 | ■ ■ □ □ |
透明性記号 | □ □ □ ■ |
毒性記号 | - |
使用顔料 | PR146 PW6 |
技術部コメント
第四部の主人公、東方仗助のスタンドである「クレイジー・ダイヤモンド」。鎧の隙間から覗く鮮やかなピンクの肌をモノアゾレッドのコンポーズカラーで表現しました。肌のような質感を再現するため、不透明度を高くしています。
JJ211
ピンクダークの少年
<第4部>岸辺露伴の漫画のタイトル。ダークピンク
シリーズ | C |
耐光性記号 | ■ ■ ■ □ |
透明性記号 | ■ □ □ □ |
毒性記号 | - |
使用顔料 | PR122 |
技術部コメント
第四部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する漫画家、岸辺露伴のデビュー作「ピンクダークの少年」。作品のイメージと漫画家のエキセントリックさを、絵具にする際の設計が難しく、粒子の非常に細かいキナクリドン顔料で仕上げています。
JJ212
サティポロジァビートル
<第2部>波紋マフラーの原料となった甲虫。こげ茶色
シリーズ | A |
耐光性記号 | ■ ■ ■ ■ |
透明性記号 | □ □ □ ■ |
毒性記号 | - |
使用顔料 | PBr7 |
技術部コメント
第二部でリサリサが巻くマフラーの素材として珍重されているサティポロジァビートル。絵具化するにあたって不透明性の高い天然土を使用し、中東に生息する焦茶色の昆虫のイメージを再現しています。