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ホルベイン×ザ・チョイス2018 クロッキーメモ

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「ホルベイン×ザ・チョイス2018」クロッキーメモ 近日発売

ホルベインとアーティストがつくるクロッキーメモシリーズ 第11弾は、今回で第3回目となるイラスト専門誌「イラストレーション」(季刊)の誌上コンペティション「ザ・チョイス」とホルベインの共同企画です。
現在活躍されているデザイナー、イラストレーターが審査員となり、選出した8名の作品をクロッキーメモとして商品化。新たなアーティストの発掘、今後の活動への貢献を目的としています。
今回、審査員に大島依提亜さんと福田利之さんを迎え、8名のアーティストを選出しました。
表紙デザインは審査員でもある大島依提亜さんにディレクションしていただきました。

ホルベイン×ザ・チョイス クロッキーメモ CH3-SS
<仕様>
・表紙サイズ:115×162mm
・中紙サイズ:108×153mm
・Hクロッキー60g/70枚ダブルリング
価格:各¥380+税

 

稲川 コア「ポートレイト」

稲川 コア
「ポートレイト」
(https://core-gabriel.tumblr.com)

【審査員コメント】
大島:通常のザ・チョイスであれば選ばなかったけど、これがノートになるとカッコいいですよね。資料のモチーフを反転させたり、歪みを持たせて描いてみるのもいいかも。
福田:シンプルにうまいですね。きっと十分崩しているつもりだけど、まだ少しうますぎますね。依提亜さんのデザインが加わるといいかな、と期待して選びました。
小山 萌江「良いカニ」「おいしいブドウ」

小山 萌江
「良いカニ」「おいしいブドウ」
(http://moekoyama.jimdo.com)

【審査員コメント】
大島:ありがちなモチーフでも、技法や色合いが面白い。画面いっぱいに描かれた絵は既視感があるけど、変に迫力を意識せず、自然に描かれています。
福田:クロッキーメモに合う絵ですね。色合いだけで見ても「カニ」と「ブドウ」がきれいなのでこの2点を選びました。ただ、食い合わせはよくないですけど(笑)。
坂口 香南子「遊ぶ」「歌う」

坂口 香南子
「遊ぶ」「歌う」
(http://sakaguchikanako.jimdo.com)

【審査員コメント】
大島:華やぎ的な部分では、クロッキーメモの表紙として戦略勝ちですね。ほかの入選作品とのバランスを考えて選んだ部分もありますが、そもそも絵としてよくなかったら選んでいません。
福田:植物画としてもまだまだ個性的とは言えないかもしれないけれど、あるレベルは超えている。今回ほかにこうした作品があまりなかった。そういった運も実力のうちですね。
初谷 佳名子「dogs and flowers」

初谷 佳名子
「dogs and flowers」
(http://hatsuyakanako.tumblr.com)

【審査員コメント】
大島:ノートにしたら売れそうな気がします。単体のモチーフが描かれていて、1枚の絵としては完成されていません。素材としてのイラストレーションとして割り切れば、とっても使いやすい絵です。
福田:ほっとけないタイプのイラストレーションですね。この絵の力の抜け具合と、ある種のプレゼン力のなさがマッチしています。狙ってやっているとしたら、すごい才能です。
古谷 郁「ありのめに月」「ふたごのかめ」

古屋 郁
「ありのめに月」「ふたごのかめ」
(http://kaorufuruya.wixsite.com/kaorufuruya)

【審査員コメント】
大島:いい絵ですよね。この人が持っているトリミング感があると思うので、絵を大胆にはトリミングしない方向で考えました。
福田:イラストレーションとデザインの中間くらいの心地よさが好きで、1次審査から気になっていました。亀は1匹にトリミングしても面白いかもしれません。
松本 瑞穂「さぁ、きょうは」「どきどきしながら」「僕のすきなかたち」

松本 瑞穂
「さぁ、きょうは」「どきどきしながら」「僕のすきなかたち」
(http://matsumotomizuho.tumblr.com)

【審査員コメント】
大島:今回のコンペは用途もテーマもはっきりしている分、それに沿ってあからさまに描くと作為性を感じてしまう。力を抜いて、ちゃんと自分の絵を描くという初心のピュアな気持ちが感じられました。
福田:「絵を描く」というテーマに即した作品が多くあるなかで選ばれたのは、力があるということ。テーマに対して力が入っていないので、純粋に好感が持てます。
柳谷 雅美「ストーリー:はじまり」「ストーリー:構想」

柳谷 雅美
「ストーリー:はじまり」「ストーリー:構想」

【審査員コメント】
大島:イラストレーション的すぎないところの好感もあって、自分が好きなタッチの絵を自由に楽しく描いていることが、見る人にも伝わってきます。絵本を描いてみたらいいかも。
福田:なんだか気になる絵です。スケッチブックに使われる絵として合いますね。変ないやらしさがなくて、色使いもきれいです。
遊「ある画家の死」「お気に入りのモチーフ」


「ある画家の死」「お気に入りのモチーフ」
(http://eumoo.tumblr.com)

【審査員コメント】
大島:暗さが魅力的で、物語性を感じます。人物を形に落としこんでいたり、絵に品がある。タイトルからも分かる通り、テーマに対する奥ゆかしさがいいですね。
福田:自分の心地いい形が分かっている絵。棺桶の格子模様など細かいところを描いているし、ただの抽象という感じではない。描く人の目が画面全体に行き届いているのが伝わってきます。

審査員
大島 依提亜
大島 依提亜 (デザイナー/アートディレクター)
栃木県生まれ。映画のグラフィックを中心に、展覧会広報物、ブックデザインなどを手がける。最近の主な仕事に、映画「たかが世界の終わり」「希望のかなた」「パーティで女の子に話しかけるには」、書籍『鳥たち』よしもとばなな著(集英社)

福田 利之
福田 利之(イラストレーター)
大阪府生まれ。CDジャケットや装画、エディトリアル、絵本、雑貨制作、オリジナルテキスタイルブランド「十布」も手がける。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員。
http://to-fukuda.com
http://tenp.shop-pro.jp
イラストレーション6月号

イラストの専門誌「イラストレーション6月号」に審査の様子、またコメント等も掲載しております。

「イラストレーション6月号」2018年4月18日(水)発売
http://www.genkosha.co.jp/il/backnumber/2268.html