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第33回 ホルベイン・スカラシップ奨学生が決定しました!

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第33回 ホルベイン・スカラシップ

スカラシップ実行委員会はこの度、厳正な審査の結果、283名の応募者より第33回スカラシップ奨学生として新たな7名を選出いたしました。沢山のご応募を頂きまして誠に有難うございます。

 

ホルベイン・スカラシップ実行委員会は、下記 7名を第33回の奨学生として認定いたします。(敬称略)

飯田 翔之介 井上 瑞貴 菊池 遼 末松 由華利
田岡 智美 水戸部 七絵 若林 菜穂  

 

 

審査員講評

堀 元彰(東京オペラシティアートギャラリー チーフ・キュレーター)

すごく新鮮な、というか、明るい軽やかな作風の方が比較的多く選ばれた感があります。
水戸部さんは違うかも知れませんけど。
空間を感じさせるとか、広がりを感じさせるとか、奥行きを感じさせるとか、そういう作家さんが結果的に、偶然かも知れませんが選ばれたな、という感じですね。
それと皆さん、絵具の発色がすごくきれいな作家さんが多いというのも特徴かもしれませんね。そういう点は水戸部さんも同じだと思います。
けっこうはじめて作品をみる作家さんも多くいらして、田岡さんとか、若林さんとか、菊池さんとか、どんな作品を作ってくれるのかな、という期待が強くあります。

 

畑井 恵(千葉市美術館 学芸員)

来年4月に成果展が予定されているということで、立体的な作品も意識するなど、展示風景のビジュアルも考えながら選んでいたつもりでしたが、気が付くと平面中心の選択になっていたことは自身でも意外でした。
最近の作家さんの傾向の一つと言えるのかもしれませんが、具象、抽象という様な既存のジャンルでの捉え方をしていない、どちらでもあってどちらでもない、といった作品が多かったように思います。最終的に選考に残った作品を見て、その様な印象を改めて感じています。
また、「ホルベイン・スカラシップ」ということもあり、絵具の事も意識しつつ、「色」に興味を惹かれた作品であることも選考の基準にしました。
今回初めて作品を見せていただく作家さんも多く、これからどの様な展開をするのか、成果展に出品される作品も楽しみにしています。

 

仙石 裕美(画家 FACE損保ジャパン日本興亜美術賞2018グランプリ 2004ホルベイン・スカラシップ奨学生)

私が作品をみるときに留意していることが何点かあって、その人がどういった絵画空間を作るつもりでいるのか、そのためにどう絵具を扱い、その技術と個性とを追求しているのか、というのが大きなポイントで、その集中力がエネルギーとして作品に出ているものを今回の審査でも選んでいきました。もう一つ、作品の社会性というか、鑑賞者とコミュニケーションをしようとしている作品は、やはり強く見えるなと感じました。
また、これは作家目線での反省も含め、ポートフォリオの出来にばらつきがあるというのがすごく惜しいと感じました。これも作品に社会性をもたせるということに共通しますが、どうしたら自分の制作意図が伝わるかや作品がよく見えるかを考えてファイルを整理することは、作品そのもので何かを伝える意識にも繋がっていると思います。
最終的に残った皆さんは、作品のクオリティももちろん、ファイルもとても見やすく作られていて、「作品で伝える」という意識が感じられ、4月の展示にも想像を膨らませながら見させていただくことができました。

 

ホルベイン・スカラシップについて

ホルベイン・スカラシップ奨学制度は、優れた芸術作品の創造と美術界の発展を願い、国内で活動する作家を支援するためのCSR活動として発足いたしました。当奨学制度では、作品の形態を問わず色材(油彩・アクリル他)を必要としている作家に対して、ホルベインの取り扱う多様な材料・用具を提供することでその活動を支援いたします。