第5回「ホルベイン 大きなポストカードコンテスト」受賞作品
第5回「ホルベイン 大きなポストカードコンテスト」受賞作品発表!
第5回「ホルベイン 大きなポストカードコンテスト」の受賞作品が決定いたしました!
今回の応募総数は136枚。力作ぞろいの中から最優秀賞、優秀賞を決定しましたので発表いたします。
たくさんのご応募ありがとうございました。
審査の様子
審査は12月某日にホルベイン画材 本社にて実施いたしました。
応募作全てを並べ、今回のテーマである「たからもの」を感じることが出来る作品を選ばせていただきました。
今回の応募作品は、1月26日(木)~1月31日(火)の間、第14回DUOはじめての油絵コンテスト受賞作品と共にホルベインギャラリーにて展示いたします。ぜひお立ち寄りください。
詳しくはこちら https://www.holbein.co.jp/blog/gallary/a804
受賞作品
最優秀賞
「宝物を見つけた時の笑顔…その「笑顔」が私の宝物」
福岡県 久保園 佳代さん
【審査員コメント】
今回のテーマは「たからもの」。
コロナ禍が子ども達の笑顔まで奪ってしまった日々がまだ続くなか、マスクを外した満面の笑顔、笑顔、笑顔…まさにこれが"たからもの"といった作品。縦構図での遠近感の表現は秀逸で子ども達の笑い声が聞こえてくるようです。
デフォルメされた子ども達と周囲の風景表現が見事にマッチしており、舞い落ちる葉っぱの描き込みが子ども達の無邪気さをさらに引き立てていて見るものを魅了します。
優秀賞
「二人はステディ」
東京都 松野 和好さん
【審査員コメント】
ひとつのマフラーで繋がった二人はまさにステディな間柄で、二人でいるこの時間が"たからもの"なのでしょう。
弾けるような二人の笑顔の表現は舞い散る雪を溶かすようで、青春真っ只中感を感じます。その雪はスパッタリングで表現されていて見事に成功しています。
また髪の色もカラーの使い分けや光沢表現も巧みで画面を飽きさせない工夫がされています。
「わんこ列車」
和歌山県 さよさん
【審査員コメント】
画面いっぱいに描かれた列車は、おそらくこの幼い作者のたからものの"おもちゃの列車"を描いたのかもしれません。
みどり、むらさき、あおと色分けされた列車も重量感があり、絵の具の擦れ部分はスピード感を感じさせます。
また英字ロゴと肉球の描き入れは楽しさを増していて、いつか自分もワンちゃん達と一緒に列車の旅を夢見る子どもらしい作品に仕上がっています。
「心の風景」
埼玉県 野田 泰さん
【審査員コメント】
遠い青春の思い出の風景を巧みな構図さばきで見事に表現しています。
左手前の桜の木が絶妙なアングルで配置されており、駅舎の色と心地よくマッチしています。消失点を右手に置く構図は左手の桜と右下の草が画面全体の臨場感を誘い、鉄柱の垂直とホームの水平感も効果的に画面を引き締めています。また遠景の山も空気遠近法を巧みに使い作者の技量を思う存分発揮された作品となっています。
「色たち、落ち葉たち」
東京都 Naoko Yokoyamaさん
【審査員コメント】
モチーフとなる数種類の落ち葉の表現や配置が絶品な作品です。
縦と横に長く配置した二つの落ち葉も非常に効果的です。また一つひとつの落ち葉の巻ぐせ表現は乾燥したモチーフを見事に描ききっています。そしてさらに画面全体を魅力的にしているのは、なんと言っても落ち葉それぞれの影の表現でしょう。かたちや濃淡表現も見事に描き出されています。
何げなく拾った落ち葉をモチーフにできる心の静けさこそコロナ禍にあっての"たからもの"かもしれませんね。
「幸せな時間」
北海道 アスパラガスさん
【審査員コメント】
大好きなスイーツを食べる時間は何ものにも変えがたい"たからもの"的な時間ですね。
苺やキーウィの精巧な表現は見事です。スイーツ周辺の少し明るさを抑えたテーブルの表現もこの作品をさらに引き立てています。そして左手にはこれらのスイーツをモチーフとして描画する作者の手の描き込みがあり、何ともドラマチックな構図取りなんでしょう。
最終選考に残った作品
「ホタル狩り!!一斉集合!!」
秋田県 akiさん
「89歳」
大阪府 よしだ えみさん
「孫との雪洞」
埼玉県 來山 義隆さん
「ミニ盆栽の苔」
岡山県 池田 有希さん
「今日もよろしく」
奈良県 乾 幸久さん
「旅行の思い出」
青森県 MIKOさん
「家族」
神奈川県 まりりんさん
「あの子と出会えたあの電車」
北海道 みちをさん
福岡県 翡翠籠さん
応募作品
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